子ども関連

韓国の幼稚園を紹介!1日のスケジュールは?どんなプログラム?費用についても紹介

韓国の幼稚園も日本と同じく満3歳から小学校就学前の子どもたちが通っています。

国立や公立の幼稚園もあれば私立の幼稚園もあります。

日本と少し異なる点は、公立の小学校に併設されている幼稚園(병설유치원)があることです。小学校と同じ敷地なので、広い運動場が使え、給食は小学生とほぼ同じメニューです。

とら子

併設幼稚園であれば、小学生になるイメージが付きやすいですね。

その他、外国語や体育に特化した私立の幼稚園や宗教系(キリスト教、仏教など)の幼稚園もあります。

こんな方におすすめの記事です!!

1日のスケジュール

時間活動内容
9:00〜登園
10:00〜11:50授業
(絵本、童謡、音楽、劇と発表、ハングル、図工、科学、料理活動など)
11:50〜12:30給食
12:30〜13:00自由時間
(外遊び、かけっこ、なわとび、フラフープ、動物観察など)
13:00〜15:30放課後授業
(英語、音楽(楽器)、体育、ボードゲーム、コーディング、そろばん、囲碁、デジタル学習など)
15:30〜下校


朝8時〜9時まで、夕方18時〜20時まで預かり保育の制度があります。

多くが共働き家庭を対象にしているので、両親の就業証明書の提出が必要になります。

放課後授業

韓国の幼稚園では外部の先生による授業を積極的に取り入れていると思います。

1日のスケジュールで少し触れていますが、様々な授業があります。

この放課後授業では『何をしているか』が幼稚園を選ぶ際の判断基準となっていることも多く、幼稚園側もとても力を入れていると感じます。

その他、音楽や体育の授業はもちろん、友達とグループになりルールを守りながら行うボードゲームの時間もあります。
自宅で家族でするゲームは、親はつい手加減して子どもに勝たせるようにしてしまいますが、勝つこともあれば、『負ける』こともあること、ルールを守ることを学べるボードゲームの授業は子どもの教育でいいなと思っています。

とら子

娘は、体育の授業が1番楽しいみたいです^^

こうしてみるとハードスケジュールのように見えますが、年に2回ほど参観日で見た限りでは、子どもたちはとても楽しそうでした。

これらの授業を幼稚園の担任の先生が行おうとすると準備する時間など、かなり無理がありますが、外部講師の先生なので、分かりやすく的確、そして楽しい!!そんなプロの先生の授業でした。

課外授業

韓国に住んでみて、博物館、美術館、科学館などの公共施設が日本よりも充実している印象があります。

  • いちご狩り
  • 大根収穫
  • さつまいも掘り
  • 博物館、美術館見学
  • 保健所(口腔保健センター)
  • キッズランド遠足
  • 子どもスポーツセンター
  • 運動会
  • 発表会

一部ですが、毎年たくさんの場所に課外授業として訪れています。

장생포고래문화특구→장생포고래박물관(くじら博物館)ホームページより写真引用

철새홍보관(渡り鳥広報館)ホームページより写真引用

『くじら博物館』や『渡り鳥広報館』『ウルサン科学館』は課外授業の定番です。

課外授業は午前中に行き、給食は幼稚園で食べますが、気候の良い春と秋はお弁当を持って遠足に行くこともあります。

娘が通う幼稚園では、一週間どんなことを幼稚園で行ったか、毎週金曜日に担任の先生が撮った写真が幼稚園指定のアプリに送られてきます。
週末に、写真を見ながら、授業風景や課外活動の様子も知ることができます。

私たちがイメージする日本の運動会は、数ヶ月間先生と子どもたちが出し物のために練習して披露する。1日がかりの行事ですが、韓国の幼稚園の運動会は体育館を半日貸し切って室内で行います。時間にして2時間〜3時間程度です。そして、運動会のための練習はありません。

赤組、青組と分かれて競い合うのですが、最後に『〇〇組の勝ち!』ということはありませんでした。
(参加してみて、勝ち負けを決めるためではなく、親子で体を動かすことを楽しむことがメインなんだと感じました。)

親が準備することはなく、司会進行はプロの司会者が仕切ってくれます。

とら子

子どもたちのかっけこ、リレーや綱引きは定番としてありますが、ほぼ親が参加する運動会でした。

給食のメニュー/やっぱりキムチ?

娘が通う幼稚園では、お昼は給食です。幼稚園内にある調理室で毎日出来立てのご飯を食べています。

やはり韓国らしく毎日白菜のキムチやカクテキが出ます。しかし、子ども用に辛さはマイルドになっているようで、辛さに弱い娘も食べられるみたいです。

お弁当を持って行くことは年に1度の春遠足のみです。夏や秋は幼稚園側がお弁当を準備してくれます。

毎日の給食のために用意するものは、スプーンとお箸、ランチョンマットのみです。
幼稚園の各クラスの前にコップと浄水器があるので、水筒も準備する必要はありません。(持っていってもOK!)

夏休み/冬休み/春休み

また、3月1日から韓国では新年度になるのですが、2月末から新年度が始まる1週間は春休みがあります。

幼稚園にかかる費用

小学校併設の幼稚園や国公立の幼稚園では、保護者の自己負担がない幼稚園もあれば、放課後授業をより充実させた幼稚園では月に10万ウォン〜20万ウォンを負担する幼稚園もあります。

とら子

国による支援があってこその負担額!親としてはとてもありがたいですね。

日本の幼稚園と比べて

里帰り出産のため数ヶ月間日本の幼稚園に通っていたことがあります。準備物はほぼ指定(ひとつひとつに指定場所に名前記入)でした。
※数ヶ月の予定だったので、登園かばん、制服、体操服の長袖は購入しませんでしたが、それでも万単位の出費となりました。

日本も幼稚園の無償化によってかなり費用面での負担が減りましたが、施設管理費、保護者会費、給食費、登園バス費など、月に1万円〜1万2千円程度負担していました。

日本の幼稚園では、季節や行事を取り入れたプログラム、自然の中でのびのびしている印象がありました。
近所の山に探検に出かけ、拾った落ち葉や木の実で工作をしたり。

韓国でも文化や伝統行事に関するプログラムがありますが、やはり勉強メインの授業が多いですね。

まとめ

とら子

幼稚園にもよると思いますが、娘の幼稚園では担任の先生の携帯番号も教えてもらえます。電話はもちろんメッセージやカカオトークで連絡もします。

以前通っていた韓国の保育園でも、担任の先生と園長先生の個人の携帯番号を教えてもらっていたので、韓国では普通のことなんだと思います。

日本と韓国の幼稚園、国によってスタイルが違うことを実感しています。日本も韓国もそれぞれの良さがあります。

どの国でも幼稚園によってスタイルが違うので、教育方針や費用、子どもに合った幼稚園に通うことがベストでないかと思います。

CTAサンプル

これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。